キャンプは、子どもの成長にいいと聞きますが、我が家の子どもたちの生活を見ても「キャンプで得た学び」が生かされていると感じたことがあります。
具体的にどのような影響があるのか?子どもの将来につながるどんなことに役に立つのか?まとめてみました。

我が家は、下の子が6か月の時にキャンプデビューしました。
ファミリーキャンプ体験が子どもに与える影響7つ


キャンプではなくても、緑の多い場所で子どもと遊んだりピクニックをするとなんだか癒されます。
癒し以外にも、キャンプが子どもに与える影響は大きいと、近年では研究発表もされています。
そこで、今回は以下の7つの影響について、実体験をもとに紹介します。
- 非日常が「感性」を豊かにする
- 知らない事にチャレンジした「達成感」と、そんな自分を「自己肯定」する力
- 自分の考えや思いを相手に直接伝える「コミュニケーション能力」がつく
- 自分の目で確かな情報を見極め、その課題を解決する力が身につく
- 家族で「達成感を共有」できる
- もしもの時の「防災教育」につながる
- ゲームやネット以外で楽しむ方法を見つけられる



どれも、親が「子どもに身につけてほしいチカラ」ばかりでとても魅力的です!
次から、1づつ詳しく説明していきますね。
非日常が「感性」を豊かにする
自然の中にいると、日常では感じることのできない感覚を味わえます。五感をフル活用できるのがキャンプの醍醐味です。
視覚(目)・聴覚(耳)・嗅覚(鼻)・味覚(舌)・触覚(皮膚感覚)の5つからなる感覚の総称
キャンプでは、普段あまり見ることのない色や景色を目にしたり、土や木のにおいを感じたりできます。
苦手な子もいると思いますが、季節の昆虫や虫たちにも出会えます。


炭や薪で調理するキャンプご飯も、普段家でたべるものとは全然違った味でとってもおいしく感じますよね。
キャンプでは、意識せずとも五感を働かせているので、自然と感性が豊かになります。
知らない事にチャレンジした「達成感」と、そんな自分を「自己肯定」する力
未知のことにチャレンジする機会って、普段あまりないですよね。
日常の忙しさに追われ、子どもがなにかはじめてなことをしようとすると「やめて~!」と止めて」しまうことの方が多くないですか?
キャンプでは、思う存分新しい見たこともないことにチャレンジさせてあげられます。家の中ではないし、散らかったり汚れそうなことでもOKって見守ることができますよね。


この効果は、子どもだけではなく大人も同じです。
はじめてのことを成し遂げたときの達成感は味わってみないと分からない特別なもの。
その感覚を味わうと「自分ってなんだかすごい!」と自己肯定感が湧きますよね。
達成したよろこびと自己肯定する力はセットで働き、大人になっても役にたつ大きな力です。ぜひ小さいころから何度もその経験をさせてあげたいですよね。
自分の考えや思いを相手に直接伝える「コミュニケーション能力」がつく
最近の子どもたちは、友達関係を築くことにつまづく子が多いようです。
本来なら、友達同士で感情や思いを直接ぶつけ合って仲良くなっていくものです。
しかし、最近では学校で学ぶ科目が増え授業時間が長くなり、休み時間など自由な時間が減っています。帰ったら習い事にいったりYouTubeを見たり。
友達と深く関わる時間なんて、昔ほどありません。


結果、人間関係は表面的なものになり、なるべくぶつかり合うような面倒なことは避け、うまくやり過ごそうと思うわけです。
今後、デジタル社会が広がって行くとはいえ、自分の考えや意見を相手にうまく伝えられる力は非常に重要です。
そんな「コミュニケーション能力」を高められる場面がキャンプにはたくさんあります。
キャンプをには、想定外の問題や課題はつきもの!解決するためには、家族や仲間とのコミュニケ―ジョンが大事。それぞれが意見を出し合い、解決策を探し出します。
「他者の意見を受け入れつつも、自分の考えや気持ちをうまく伝える。」ことを繰り返し行うことによって、コミュニケーションをとることの大切さに気が付けるし、その能力も鍛えられます。
自分の目で確かな情報を見極め、その課題を解決する力が身につく
「インターネットにはこう書いてあったのに、実際ぜんぜん違うじゃん!」なんてこともキャンプではよくあること。
これも、何度か繰り返すうちに「正しい情報の見極め方」のコツを学べます。


これからデジタル社会を生きていく子どもたちにとって、正しい情報の見極め方はとても重要なことです。学校では教えてくれないので、自分で経験して学んでいくしかありません。
「知識を現実の生活に落とし込むやり方」を、キャンプでは学ぶことができます。
家族で「達成感を共有」できる
これは、ファミリーキャンプならではのメリット!
同じ屋根の下に生活している家族でも、みんなで同じことをする時間ってあまりないと思いませんか?
テレビを見ていたり、スマホやゲームをやっていたりみんなバラバラなことが多い。


キャンプでは、テントの設営からごはんを作るまで、みんなで同じものを見て感じて時間を共有します。
その場では、気が付きにくいですが帰ってきて家族仲がもっと良くなったり、次はこうしようなんて話をしたり、家族共通の趣味ができる感覚は新鮮です。
もしもの時の「防災教育」につながる
東日本大震災をはじめ、近年大雨や地震などの災害が多くなってきています。
「あんな場所で?!」と思うような場所で大きな被害が出たりするのを見ると、とても他人ごとではありません。
もしも、避難所で生活することになったら・・・。電気もガスも使えない状況になったら・・・。
そんな時に、キャンプの経験や知識があるといざという場面で必ずに役に立ちます。
ゲームやネット依存を回避する方法を見つけられる
みんな大好き、YouTubeやゲーム。わが子ももちろん大好きです。
コロナ禍であまりキャンプに行けない時期は、自宅で「今日はYouTubeもゲームも禁止!」というと、じゃあなにをすればいいの?と聞いてきていました。
すでにあるものを利用してしか楽しめないわが子に、ショックを受けました。


キャンプに行くと、用意された遊びはなにもない。みずから進んで楽しい遊びを創りだすしかありません。
はじめこそつまらなそうにしていますが、そのうちに夢中になり親がびっくりするほどの何かが,できあがっていたりします。
日常生活では、遊びを見つける必要もないから、新しい遊びを創りだすチャンスもなく、経験が不足しがちです。
親が子どもに与えてあげられるものの1つが、経験の場です。子どもの秘めた力はとてもすごいので、その力が芽生える環境をあたえてあげられるのがキャンプです。
こどもと一緒に全力でキャンプを楽しもう


キャンプが子どもに与える7つの影響を紹介しました。
- 非日常が「感性」を豊かにする
- 知らない事にチャレンジした「達成感」と、そんな自分を「自己肯定」する力
- 自分の考えや思いを相手に直接伝える「コミュニケーション能力」がつく
- 自分の目で確かな情報を見極め、その課題を解決する力が身につく
- 家族で「達成感を共有」できる
- もしもの時の「防災教育」につながる
- ゲームやネット以外で楽しむ方法を見つけられる
子どもとのキャンプデビューは、早ければ早い方がいいと私は考えます。
大きくなったら、いつまでキャンプに着いてきてくれるのか・・・。こどもと一緒に過ごせる時間は、そう長くはありません。
これだけ、子どもへいい影響を与えることができるキャンプ、悩んでいるならこれをきっかけに今すぐはじめてみてください!
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